2010年1月のNews

Mel Gibson, presenter on 67th Golden Globe Awards

67th Golden Globe Awardsで....(1/25)

17日、珍しく雨が降るビバリーヒルズにて、大勢のセレブを集めて開催された同賞の華やかな授賞式。新作のプロモーション活動の合間を縫ってメルも参加。司会者のコメディアン、リック・ジャーヴェスに「(ゴクゴクとうまそうにビールを飲んで)ビール大好き!ただしこの人ほどじゃないけどね...メル・ギブソン!(会場爆笑)」なんて紹介されたにもかかわらず、ニコニコしながら堂々と登場。おまけに酔っぱらったふりで最優秀監督賞を紹介。ちょっと演出過剰かなと思ったけど会場の笑いはとっていた。このアイデアはジャーヴェスから出たもので事前にメルに電話して打診したところ、大笑いと共にOKを得たという。

 

 

第67回ゴールデン・グローブ授賞式プレゼンターに(1/8)

 

アメリカ在住外国人映画ジャーナリストの投票によって決まる恒例のGolden Globe Awards。今年は来る1/17に開催。そのプレゼンターが発表された。J・アニストン、J・ロバーツ、ハル・ベリー、コリン・ファレル、ソフィア・ローレン、ジェラード・バトラー、トム・ハンクスなどと共にメル・ギブソンも。さらにセシル・B・デミル賞受賞に決まったマーティン・スコセッシ監督には縁の深いロバート・デニーロとL・ディカプリオがプレゼント。かなり豪華な顔ぶれ。日本ではTVで見られるのかな? 映像が手に入ればいいなと思う。

Mel Gibson presents the voice on For Love of Liberty
For Love Of Liberty - voice credit

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ドキュメンタリー"For Love of Liberty" 声の出演(1/8)

 

2/9にアメリカでのTV放映とDVDリリースが決まってる長編ドキュメンタリーで、独立戦争から最近の対テロ戦争までにおいての黒人の果たした貢献と被った犠牲に焦点を当てた4時間の秀作。過去にも映画やドキュメンタリーやニューススポットなどで散発的に黒人兵のエピソードは取り上げられていたが、これほどまとまって教材としても使える作品は今回が初めて。

全体的なホストはハル・ベリー、イントロダクションをコリン・パウエル元統合参謀本部長、推薦コメントはジョージ・ルーカス。膨大な資料や写真を駆使して数年かけて場面を再現し、その配役の声の出演として60人あまりの俳優や有名人が参加。メルもその一人として出演してる。公式サイトにはいくつかのクリップ集があるが、残念ながらその中にメルの声と思われる場面は見つからなかった。多くが黒人の兵士を取り上げているので、メルがどんな役の声の出演なのかいまのところ不明。詳しくは公式サイトを。

 

For Love Of Liberty: The Story of America's Black Patriots

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Edge Of Darkness TVスポット登場(1/8)

予告編とちょっと違うスポットが全米のTVに流れ出した。Youtubeのサイトにいったんは投稿されたが現在は残念ながら削除。

 

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Mel on the COVER

BRAVEHEART

Happy 15th Anniversary

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Variety, USA 1995
Variety, USA 1995

新しい年を迎えた。2010年。皆様におかれてもさらに良き年になりますよう。

日付けは1月2日になってるが、もう3日。1月3日と言えばメル・ギブソンの誕生日。「おめでとう、メル!」のついでに毎年この日に新年のご挨拶をしてる(^^)。

 

メル・ギブソンのファンサイトを運営する私にとっては、今年は楽しみが多い。公開を控えた2本の主演映画、監督するのが決まってるもの1本、春頃開始の主演作1本と久方ぶりに映画人メルがおおいに動く。できるだけ追っていきたいと思うが、また今年はたった4ページから初めた本サイトの10周年、さらにWhat Women Want 「ハート・オブ・ウーマン」のロスアンジェルスプレミアに幸運にも参加でき、幸運にも生身のメルギブソンに会えた記念すべき出来事の10周年も迎える。

10周年?! なんてこと、紀行文はそのうち書きます...などと言いつつ忙しさにかまけ、さぼってたら10年! 最近ひとしお思う。地球の自転が実は密かに速くなってるんじゃないかと....大昔古代マヤ人が予言してたのはこの事じゃないかと。しかし嘆いても仕方ない。自転は停まってくれないだろうし、やることはいっぱい。せめて10周年記念として上記プレミア紀行文でもアップしよう。

 

さて去年の暮れ続けてジャンルは同じ恋愛ドラマになるだろうが、全く毛色の違う2本を観た。ひとつは鑑賞券を得て久しぶりの劇場でロードショウとして、サンドラ・ブロック主演The Proposal「あなたは私の婿になる」を楽しんだ。

S・ブロックは好きな女優の一人だ。いったい美人なのかセクシーなのかよくわからない雰囲気が気に入ってる。コメディでは笑わせてくれるし、筋肉質に近い体つきに見えるがグラマラスなのもいい。

やり手のカナダ人キャリアウーマンがヴィザの更新ができないため、とっさに部下の若い男との偽装結婚を思いつき、彼の実家に行くはめになりドタバタが始まる。大都会シカゴからおおらかなアラスカに行くくだりは傑作。そこに行って部下の実家が土地の素封家でお屋敷のような家を見て驚くブロックの演技も最高。

しばらく見ればもう結末は推して知るべし。アメリカのロマンチック・コメディなら複雑な筋立てなし、不幸な結末なし、スピーディな演技とファニーな台詞、一人か二人の意地悪な妨害役...と約束通りの展開で、それでもブロックのうまいコメディエンヌぶりがおおいに笑いを誘い、ハンサムな相方、ライアン・レイノルズがちょっとすっとぼけた人のいい役回りで、あれよあれよと言う間に二人は本物の恋に陥る。ところでこのレイノルズ、確かにいわゆるイケメンで日本の女の子好みのように感じられたが、残念、私の好みじゃない。40歳くらいになったらどうかな。

安心して座席に身を預けられる映画の典型だ。問題提起や意識を刺激される事もあまりない。単純に楽しむ映画。この手の映画はアメリカならではだろう。アメリカの観客のためのアメリカ的ロマンスもの。以下に書くフランスの恋愛映画なんてきっとアメリカじゃはやらないだろう。

 

1962年フランス/イタリア合作 Le Repos Du Gerriere 「戦士の休息」。すでに別れてはいたが、妻だったブリジット・バルドーを主演に迎えたロジェ・バディム監督作品。同じ恋に陥っていく男女を描いてもこうも違うのかとあらためてフランス映画の妙を見せつけられた思い。この映画は昔一度劇場で見て、BB(ベベ)のふくれっ面の愛らしさにうっとりし、音楽の美しさに魅了されたのを覚えてて、今回ふと思い出しレンタルしたのだが、当時「戦士の休息」(原題通りの訳)と言うタイトルの意味するところが当時よくわからなかった。

偶然に出会った男に惹かれ一緒に暮らし始めるが、この男が何か病理的な暗さを持ち、不実なのだ。フランス映画、特に恋愛ものはアメリカの言ってみればわかりやすく結末まで読めてしまうようなプロットの作りよりも、なぜだかわざわざこちらをイライラさせるような演出や脚本になってる事が多い。実はそういうところも含めてフランス映画が好きなのだが、アメリカ的ストーリー展開に慣れてしまうと、とても不自然に感じられるかもしれない。

しかし実際の男女の心の機微とは単純なものではないし、はたからみれば不自然な行動や言動がつきものだ。この映画もそういう意味では単純でなく自然でない。つまり二人は知ってか知らずか心理的駆け引きをしてるのだ。駆け引きというより戦い。男が勝ってるように見えてその実、最後に笑うのは女。イタリアの廃墟の中で最後にBBにすがりついて愛を乞う男に対し、長い金髪を風になびかせ泰然と微笑むあのラストシーンがまさに戦い終えた戦士の休息なんだろう。つまり休息であってまだ戦いは続く...と匂わせる。男女の心の機微は尽きない。

2つの全く毛色の違う恋愛映画を見終わって、2つともそれなりに楽しめるが、私にとって心に残り、刺激を受け、女主人公になった妄想を楽しめるのは古くても不自然でも「戦士の休息」のようなフランス映画だなとあらためて認識した次第。

 


 

Last updated 10/23,2015

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