2009年6月

Mel Gibson as Hamlet
Mel Gibson as Hamlet

「ハムレット」「顔のない天使」の仕様・価格・発売日決定(6/30)

 

発売日は9月18日 価格は税込み ¥2,940。2作品ともに、HDマスター規格の 16:9 シネスコサイズ、トールケース仕様でのリリースとなる。レーベル名は エムスリイエンタテインメント発売元・販売元も同様で販売はビクター。
HD画像だが...情報元のK.K.さんによると「やはり美しく、泣けてきました。発売まで、まだまだ時間はありますので、この2作品の商品化にだけは細部に色々とこだわります...いい商品になりますよ、これは」とのこと。楽しみですね。
残念ながら字幕スーパーのみで、吹き替え音声の選択はないが、旧作ゆえにコストをおさえ買いやすくするため、また、リリースのタイミングを少しでも早めるための、メーカーと協議してきた結果の選択だそうだ。ジャケットデザインは後ほど。
なお同時発売のICON作品は;
1. 「ブレイブ」 ジョニー・デップ
2. 「理想の結婚」 ケイト・ブランシェット、ジュリアン・ムーア
この他にも秋にかけてICON作品普及協会のごとく、続々リリースしていく予定とのことで逐次ここでもお知らせするのでお楽しみに。(Special thanks to Mr.K for sharing!)

 

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SCOOP! 「ハムレット」ついに国内初DVDリリース決定!(6/23)

 

えー、海の彼方ではメルが離婚するだのなんだのとまた議論のネタを提供してるし、国内の某映画系サイトではメルがまるで救いようのない女好きで浮気性てな具合で(ブリタニー・スピアーズとも関係したと!よく調べてよってあきれてるが)あっちの三流ゴシップメディアそのまんまの筆致であることないこと書いてるが、メルはセレブだからまあいいとしても相方は普通の人。ごくプライベートなことにあまり騒ぐのも大人げないし、またもや宗教的ドグマまでもちだしてああだ、こうだといきまく特にアメリカ人のファンたちのディスカッションは、一時異端審問の様相を帯びていわゆる炎上状態にまでなり私自身ついていけないし(まるでメルギブソンはアーティストじゃなく、聖職者か?! と思ったくらい。またかよ、とうんざりしてるという方が当たってる)、まあ、メルが出て直接しゃべったJay Leno Showのことくらいは書こうかな...ついでにさらっとまとめでも...と思ってた今日、実に嬉しいニュースが!! こっちが先。It really made my day!

 

日本のメルファンが長年待ちこがれてた「ハムレット」のDVD化。これがメーリングリスト仲間でもある日本人ファンK.K.さんの熱心ながんばりのおかげでビクターとメルの会社Iconとの水面下の交渉がこの度まとまり、9月下旬にリリースされることに決定したそうだ。

いっしょにリリースされるのは同じくメルの初監督作品「顔のない天使」(2度目)とジョニー・デップの「ブレイブ」(2度目・絶版で中古が超高騰してるもの。「顔のない天使」も高騰中)のIcon作品の計3タイトル。

 

詳しい情報は追ってお知らせが来次第、逐次載せる予定だが、とりあえず7月中旬あたりにはAmazonなどに発売情報が出てくるとのこと。特典などはこれから決めるそうだが、私個人としてはHamletにはぜひアメリカ版に入ってる2つのSpecial featuresを入れてもらえたらいうことなし。また「顔のない天使」だが前のは何にも(英語字幕すら)なかったので、せめて英語の字幕とやはり何か入れてくれると嬉しいなと思う。

私事になるが「ハムレット」は私がメルに入れ込んでド壷にはまる決定的なきっかけとなった作品なので思い入れが強い分、今回の決定は感無量。なおKさんは他の未DVD化作品に関してもあきらめずにチャンスを狙い続けていくということで、われわれ同志、陰ながらでも応援しようじゃない!Stay tuned! (Special Thanks and Huge Hugs to Mr.K!)

 

 

Mel on the COVER

BRAVEHEART

Happy 15th Anniversary

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Variety, USA 1995
Variety, USA 1995

新しい年を迎えた。2010年。皆様におかれてもさらに良き年になりますよう。

日付けは1月2日になってるが、もう3日。1月3日と言えばメル・ギブソンの誕生日。「おめでとう、メル!」のついでに毎年この日に新年のご挨拶をしてる(^^)。

 

メル・ギブソンのファンサイトを運営する私にとっては、今年は楽しみが多い。公開を控えた2本の主演映画、監督するのが決まってるもの1本、春頃開始の主演作1本と久方ぶりに映画人メルがおおいに動く。できるだけ追っていきたいと思うが、また今年はたった4ページから初めた本サイトの10周年、さらにWhat Women Want 「ハート・オブ・ウーマン」のロスアンジェルスプレミアに幸運にも参加でき、幸運にも生身のメルギブソンに会えた記念すべき出来事の10周年も迎える。

10周年?! なんてこと、紀行文はそのうち書きます...などと言いつつ忙しさにかまけ、さぼってたら10年! 最近ひとしお思う。地球の自転が実は密かに速くなってるんじゃないかと....大昔古代マヤ人が予言してたのはこの事じゃないかと。しかし嘆いても仕方ない。自転は停まってくれないだろうし、やることはいっぱい。せめて10周年記念として上記プレミア紀行文でもアップしよう。

 

さて去年の暮れ続けてジャンルは同じ恋愛ドラマになるだろうが、全く毛色の違う2本を観た。ひとつは鑑賞券を得て久しぶりの劇場でロードショウとして、サンドラ・ブロック主演The Proposal「あなたは私の婿になる」を楽しんだ。

S・ブロックは好きな女優の一人だ。いったい美人なのかセクシーなのかよくわからない雰囲気が気に入ってる。コメディでは笑わせてくれるし、筋肉質に近い体つきに見えるがグラマラスなのもいい。

やり手のカナダ人キャリアウーマンがヴィザの更新ができないため、とっさに部下の若い男との偽装結婚を思いつき、彼の実家に行くはめになりドタバタが始まる。大都会シカゴからおおらかなアラスカに行くくだりは傑作。そこに行って部下の実家が土地の素封家でお屋敷のような家を見て驚くブロックの演技も最高。

しばらく見ればもう結末は推して知るべし。アメリカのロマンチック・コメディなら複雑な筋立てなし、不幸な結末なし、スピーディな演技とファニーな台詞、一人か二人の意地悪な妨害役...と約束通りの展開で、それでもブロックのうまいコメディエンヌぶりがおおいに笑いを誘い、ハンサムな相方、ライアン・レイノルズがちょっとすっとぼけた人のいい役回りで、あれよあれよと言う間に二人は本物の恋に陥る。ところでこのレイノルズ、確かにいわゆるイケメンで日本の女の子好みのように感じられたが、残念、私の好みじゃない。40歳くらいになったらどうかな。

安心して座席に身を預けられる映画の典型だ。問題提起や意識を刺激される事もあまりない。単純に楽しむ映画。この手の映画はアメリカならではだろう。アメリカの観客のためのアメリカ的ロマンスもの。以下に書くフランスの恋愛映画なんてきっとアメリカじゃはやらないだろう。

 

1962年フランス/イタリア合作 Le Repos Du Gerriere 「戦士の休息」。すでに別れてはいたが、妻だったブリジット・バルドーを主演に迎えたロジェ・バディム監督作品。同じ恋に陥っていく男女を描いてもこうも違うのかとあらためてフランス映画の妙を見せつけられた思い。この映画は昔一度劇場で見て、BB(ベベ)のふくれっ面の愛らしさにうっとりし、音楽の美しさに魅了されたのを覚えてて、今回ふと思い出しレンタルしたのだが、当時「戦士の休息」(原題通りの訳)と言うタイトルの意味するところが当時よくわからなかった。

偶然に出会った男に惹かれ一緒に暮らし始めるが、この男が何か病理的な暗さを持ち、不実なのだ。フランス映画、特に恋愛ものはアメリカの言ってみればわかりやすく結末まで読めてしまうようなプロットの作りよりも、なぜだかわざわざこちらをイライラさせるような演出や脚本になってる事が多い。実はそういうところも含めてフランス映画が好きなのだが、アメリカ的ストーリー展開に慣れてしまうと、とても不自然に感じられるかもしれない。

しかし実際の男女の心の機微とは単純なものではないし、はたからみれば不自然な行動や言動がつきものだ。この映画もそういう意味では単純でなく自然でない。つまり二人は知ってか知らずか心理的駆け引きをしてるのだ。駆け引きというより戦い。男が勝ってるように見えてその実、最後に笑うのは女。イタリアの廃墟の中で最後にBBにすがりついて愛を乞う男に対し、長い金髪を風になびかせ泰然と微笑むあのラストシーンがまさに戦い終えた戦士の休息なんだろう。つまり休息であってまだ戦いは続く...と匂わせる。男女の心の機微は尽きない。

2つの全く毛色の違う恋愛映画を見終わって、2つともそれなりに楽しめるが、私にとって心に残り、刺激を受け、女主人公になった妄想を楽しめるのは古くても不自然でも「戦士の休息」のようなフランス映画だなとあらためて認識した次第。

 


 

Last updated 10/23,2015

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