ボストンから...その2(11/20)
ずっと更新をさぼってたら、感謝祭(11/27)頃には撮影が終わるとかなんとかいうニュースにあわててる! ま、撮影が終わっても編集やら何やらで公開まで何ヶ月もかかるからゆっくりと...なんて言ってたらラチがあかないと反省し、ちょっとまとめてみることに。
まずはロバート・デニーロ降板にまつわる話から;
メルとの共演がこの映画の最大の楽しみであっただけに、到着早々のテイクの段階で彼が降りてしまったのはほんとに残念だが、少なくともメルには全く関係ないということだけでも書いておく。デニーロが降りた理由は純粋に監督とロバートの役に対する解釈の違いに過ぎない。アメリカの一部のブログで、あたかもメルとロバートが反発しあったとまるで事実であるかのように書いたものがあったがまったくの無根だ。
プロデューサー、グラハム・キングのコメント:「メルとロバートはまだ撮影で一度も顔を合わせてない段階だった。だいいちメルはその時出番がなくてLAに戻っていたんだ。撮影が始まってみるとマ-ティン(・キャンベル監督)とロバートの間で役柄に関する解釈が全く正反対ということがわかったんだが、二人とも頑固で自論を譲らなかったのが理由さ。仕方なくロバートには降りてもらったというのが正しいだろう。メルの存在は全く関係ない。もし問題があったならロバートははじめに出演を承諾しないだろう」
幸い撮影日程に影響はなく、すぐロバートの穴を埋める俳優が見つかった。キングとは「ディパーテッド」でなじみであるRay Winstone(写真)がメルの敵役として起用。その後撮影は問題なく順調に今に至っている。
ハンプトン郡裁判所玄関でのスナップ & ビデオ
この映画の楽しみの一つはアメリカでは歴史の古い町の一つであるボストンを含むマサチューセッツそのものだ。ここが選ばれたのは単純に脚本担当のウィリアム・モナハンのお膝元(マサチューセッツ大学出身)ということなんだが、オリジナルの舞台がイギリスなので感じとしてそれに沿っていると思う。たぶんこのノーザンプトンの町にある古い裁判所の建物の一部だけを使って撮影したみたいだが、こういう風情のある建築がまだたくさん残ってるようでそれもちょっと楽しみ。メル、コロンボ刑事のようなコートを着て、なにやらふざけてる(^^)。
忙中閑:ブロードウエイで観劇
順序が前後するが撮影に入った直後の8月の週末、メルはニューヨークはブロードウエイに飛び、ユージン・オニール劇場で上演中のSpring Awakeningを観劇。終演後、バックステージに現れ、若手俳優たちを褒めたたえ、励ましたそうな。俳優たちはこのサプライズに大喜び。