ボストンから..その1(8/22)
撮影が先週から始まっているEdge Of Darkness、まず新たにキャスティングされた顔ぶれから。
Danny Huston。名匠ジョン・ヒューストン監督を父に、女優アンジェリカ・ヒューストンを姉に持つ1962年生まれの俳優。90年代には3本監督もこなしている。出演作に「アビエイター」、ニコール・キッドマン主演「記憶の棘」など。1997年メルのIcon製作「アンナ・カレーニナ」にも。新作での役名はベネット。
お次は若いカナダ出身のShawn Roberts。あまり知られてないがアメリカ圏では既にたくさんのTVシリーズ出演で有名だとのこと。映画ではジョージ・A・ロメロ監督のホラーに度々主演してて間もなく新作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」が本邦でも公開予定。Edge Of Darknessでの役名はバーナム。
こうやって主なるキャストを見てくると....なんとなく骨太で、タイトルじゃないけどエッジの効いたピーンとした映画が浮かんでくるんだけどどうだろう。ちょっと重めでね。
さてメルはというと、ボストンのメディアではさっそくどこそこに出没といったゴシップが流れてて、先週はBack Bayにあるボーリング場でいっぱいストライクを出して一汗かいた。そこでメルいわく「ボーリングはこれの前に1回しかやってないんだ。やってみると面白いよね」それにしちゃなかなか筋がいいと言われてご機嫌だった。記念にピンにしっかりサインをしてあげたそうな。
その後Ladder地区にある有名なレストランMantraにパブリシストやアシスタントを伴い、地元新聞によると「さっそく4杯の酒をオーダー。すわっ、メル飲酒癖は治らずか?!」なんて早とちりの迷惑なレポを書かれてる(^^;) メルは仲間のために注文しただけで自分はアルコールは飲んでない。2年前踏んだドジがどこへ行っても尾を引くのはしょうがないとしても、そんなどうでもいいこと書くより映画のことを詳しく取材してほしいなと思ったり。でもおかげでメルの体をしぼって撮影に臨んでいると分かるすてきな写真が手に入ったりするので痛し痒し....。(写真はボーリング場で、そこのスタッフと)
さらにこんな逸話も。「聞くところによると、ある日のリハーサルのランチ小休止の時、メルはクルーとともに近くの庶民的なパブJ.J.Foley'sにおもむき、我々にはおなじみのまるで普通のビジネスランチをパクついてた....店のスタッフいわく、メルはまるで地元の人間のように地に足の着いた雰囲気で現れたよ、とのこと...」いつものことながら、撮影地ではごく庶民的なメルだ。
新作でのメルの娘役の女優は.....(8/1)
現在ボストンで撮影中の新作Edge Of Darknessでかなり重要なキャラクターである娘の役をやる女優は.....私も含めてたぶんほとんどの人が知らない思うが、なんと偶然なことにメルの母校オーストラリアのニューサウスウエールズ大学付属、国立演劇芸術学院(NIDA)出身、つまりメルの後輩に当たる。セルビア系オーストラリア人のBojana Novakovic(ボヤーナ・ノヴァコヴィッチと読むんだと思う)はオーストラリアや母国セルビアの主に独立系の小品とTVシリーズに出演してるが、最近来年公開予定のウィル・スミス主演の新作スリラーやサム・ライミ監督の新作ホラーなどをとり終わっている。これからが大いに楽しみな27歳の知的で美しい面立ちの女優だ(やっと見つけた画像は2006オーストラリア映画"Solo"から)。メルと共に父娘役で映画のプロット上かなり重要なシーンがあるらしいので、これまた出来上がりが大いに楽しみだ。
なお撮影地ボストンでは現地オフィスが開設され7月にすでにエキストラを募っている。現在まだ最適なロケーションとキャスティングを続行中で、撮影は半ば頃から開始、約4ヶ月間の撮影行程の予定。
Raging Bull vs. Mad Max!? デニーロが参加か(8/1)
BIG NEWS! 撮影ご当地ボストンの大新聞Boston Heraldのオンライン版によると、ずっと極秘のうちに進められていたらしいが、まもなくRobert De Niroがサインするらしい。実現すればすごい取り合わせ...メルもデニーロもそのスタイルはちがうけど狂気めいた役はお手のもの。で、どうもこの映画は英語で言うところのcreepy thriller。だったらメルとデニーロの取り合わせはクールじゃない?もっともクリーピーさで競うなら先輩デニーロには負けるかも(^^;)
彼の役どころはアナウンスされてないけど、おそらくオリジナルTVシリーズでジョー・ドン・ベイカーが演じたCIAエージェントのダリウス役ではなかろうかと推測されている。それしか考えられないと。う〜〜ゾクゾクしてきた。