このコンテンツは以前ファンサイトを運営していたKilalaさんが作って彼女のサイトにあったものを彼女の許可を得てここに復活させた。みんながいろんなところで見つけたメル。映画を見たり本を読む楽しみに加えてもらえれば嬉しい。

内容はメル・ギブソン本人は出演してないけど、その名や関連アイテムや映像が出てくる映画や小説など様々な形で引用されているメルをリストアップしてみた。(ゲスト投稿者の敬称略)
まだ他にもある? 見つけたら掲示板メールにてご連絡をぜひ。
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いろんな映画の中に....

  
プロポーズ
 韓国ドラマです。キム・ヒソンとリュ・シウォン出演のLoveStoryなの。それで、リュ・シウォン演じるスビンの作業室の彼のデスクの後ろに...間違いなく「身代金」のポスターのメル様★がいますっ!!いろんなシーンでチラチラっとメルは映るけど~すぐわかるのは第9話のchap5かな?メルったらスタンドに照らされちゃってるもの★☆韓国ドラマに興味なくっても、これだけはみてもらえば一目瞭然ですよん(*^-^*)
それから......このドラマのキム・ヒソン演じるユラはクレイアニメーション作家で、ニック・パークみたいな作家になるのが夢で勉強のために家でウォルスとグルミットをみていたりするの。このドラマが1997年らしいのでウォルスのテレビだけど、もしも......もっとあとの作品だったら『(チキンランの)ジンジャーとロッキーみてるの』みたいなシーンになってたかもなぁ~~とちょっとメル好きにはたまらなく共通点をつくりたくなるドラマかな。

実は再度見てみたら....気になるものがもう一個でてきてよーく見たら......まだ他にもメルがいたのっ!!(上記シーンを)続けてみていると...作業室のロフトからの階段下に‘ME・・・SON'ってみえてそのあと続けてみているとそれは「身代金」でメルが車の間を飛び越えているあのシーンのポスターだってわかるの!!!!ちょっとわかりづらいかもしれないけど、一時停止してみてみればバッチリ確認できます★
これってすごくない?あの部屋の中にメルのポスターが2枚もあるんだもの♪やっぱりスタッフに誰かメルfanがいたんだわ~~(^-^) (Rin Rin)

 
インタビュー・ウィズ・バンパイア
私は未見なのでこれ、ほんとなのってネタですがアメリカのファンが投稿。最後の方ブラッド・ピットがどうやってとうとう太陽を見たか話すシーンで白黒からカラーに転換する場面だそうですが、そこになんと「テキーラ・サンライズ」のエンドシーンが写るそうです。さらにブラッドが劇場から歩き去る時、テキーラ~の看板が。とてもクールだって。
原作者のアン・ライスが大のメルファンで、実はメルにバンパイアの主演をやって欲しかったってくらいだから、出ても不思議じゃないけど。確かめなくちゃ。

 

ビバリーヒルズ青春白書/シ-ズン1
こちらはメルの友人、ロバート・ダウニーJrのファンサイト掲示板からの情報。
トリ・スペリングとジェニー・ガースが軽~いノリで、「最高にカッコいい人とデートしたい」「メル・ギブソンとか?」みたいな会話があって、時代を感じました。メルさんも私たちのロバートも渋くていい年齢になってきましたね。これからがさらに楽しみです。大のロバートファンのカルダモンさん、情報ありがとう!

 

アニメ シンプソンズ/ジョン・トタボルタ編
実はこのネタはある有名な映画ゴシップブログのトラボルタの飛行機マニア振りを紹介したトラックバックで見つけたんですが、このアニメの中でトラボルタが自家用ジェットでメルのアッシー君に(古い^^;)されるってネタがあったそうです。

 

ロミオ・マスト・ダイ
またまたジェット・リー主演です。TVでやってるのを偶然目にしたんですが、はじまってすぐジェットがアメリカに来て何やら武器を買ってお店を出て来たその後ろに「陰謀のセオリー」の大きなポスターが!あっという間でしたがキャアと叫んでしまった。でも確かメルじゃなくジュリア・ロバーツの顔しかよく見えなかった気もするけど(^^;) 

 

ブラック・ダイヤモンド
今日、ジェット・リー主演の『ブラック・ダイヤモンド』を観て来ました。これに出ているマーク・ダカスコスを『ジェヴォ-ダンの獣』を観てからお気に入りになってしまい、その人目当てで観に行ったんです。
物語りも終り、エンドクレジットの時に見たことはあるけど名前がわからないお二人(一人は白人のおじさんで、もう一人は黒人の太っている若者)が、語り合っているんです。
その時に白人のおじさまが「この話しを映画化したらどうだろう」で「いいねぇ」「俺の役はアーノルド・シュワルツェネッガ-じゃあなあ。あいつは実は170cmもない奴なんだ。そうだ、メル・ギブソンがいいな」黒人の若者は「俺はデンゼルがいい」などと言っておりました。
たったそれだけの事ですが、メルがアメリカのおじ様のあこがれの対象になっているようで、とても嬉しかったです♪(mimi)

 

フォーンブース
間もなく公開のコリン・ファレル主演のスリラーの劇場予告編を見たら、やり手の宣伝マン、コリンが依頼人の若い女優に自分を印象づけようと電話でこんなせりふを言ってたよって、アメリカのファンから報告が。「メル・ギブソンが今度の映画で若くて可愛い女優を探してるんだが、ちゃんと君を推薦しておいたよ」ですって(^^)コリンも好きなんでこの映画見たい!

追記:見ましたこれ。確かにメルの名前言ってます。映画もなかなかのサスペンスで気に入りました。

 

もういちど逢いたくて
レスリーと常盤貴子が映画を見に行くシーンがあるのですが 映画館を出た二人の後ろに「リーサル~4」のポスターが!!! 思わず、おおっ!と声があがってしまいました...... 〔くらら〕

 

金枝玉葉2
「君さえいれば・金枝玉葉」の続編、「金枝玉葉2」を見ていたら・・・・・ハリウッドスター達のイラストがちょこっとですがバックに写りました。 リッグス役のロン毛のメルを見つけましたよ~~ 〔くらら〕

 

セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ
メルのセクシーさが引き合いに出されていました。自主映画製作一味の運転手が、誘拐したハリウッド女優に「メル・ギブソンとは寝たのか?」としつこく尋ねるシーン が出てきます。メルが女好きという意味ではなく、誰もが憧れるセクシー俳優No.1ってことなんだな~とイイほうに受け止めましたが(^^;) 〔けーにゃん〕

 

スリーキングス
DVDのメイキングで監督が キャスティングを考えているシーンで「メルギブソンもいいな」みたいなことを言ってます。〔あや〕

 

クロコダイル・ダンディー3
さっき、WOWOWの映画情報番組見てたらまだ公開になってないけど、「クロコダイル・ダンディー3」で主人公が「メル・ギ ブソンなら知ってるよ、あの赤毛の背の高い男だろ?」とトンチンカンなことをいうシーンがありましたよ。〔めるめる〕

 

ハード・ウェイ
のちに「バードオンワイヤー」で組むことになる職人ジョン・バダム監督作品。 主演のマイケル・J・フォックス扮する人気コメディスターがイメチェンの為にどうしてもやりたかった「ワイルドな刑事役」が メル・ギブソンに決まっちゃった...、というくだりでメルの名が登場! 「リーサル~」のこと言ってんのかな?と楽しく想像できました。 さらにはマネジャーに「あんたに血やゲロ吐く役は似合わないわ」 と慰められる場面も...。確かにメルにはできちゃうけどねぇ。 作品もご機嫌な出来なので見てない人は必見。 〔fandango〕

 

失踪
ある女性の失踪の謎を追うサスペンス。 恋人と一緒に彼女の行方を探すことになる女性がメルの大ファンで、作品の中でメルについておしゃべりしている! ちなみにメルの大ファンを演じるナンシー・トラビスは「エア・アメリカ」でメルと共演している。 〔Kilala〕

 

マッドシティ
ラストの方でジョン・トラボルタとダスティン・ホフマンの会話の中に出てきます。〔Kilala〕

 

ノッティングヒルの恋人
ジュリア・ロバーツ演じるヒロインがメルのお尻についてとっても素敵・・・みたいな事を話している。〔Kilala〕


ゲット・ショーティ
最後の方。 トラボルタがメルに言及します。

 

ザ・プレイヤー
ティム・ロビンス主演のハリウッド業界暴露ドラマ「プレイヤー」にもたしかメルの名が.....。使われ方としては何となく皮肉っぽく聞こえたが。

 

LAストーリー
スティーブ・マーチンが若い女の子と旅行に行ったら隣の部屋に好きな女性が泊まってて、ベッドの中で彼はその女性を、若い女の子はメルのことを想像するシーンがあった。〔ミカ〕


デモリションマン
2032年の未来の警察で働く(!!)S・ブロックの後ろに「リーサル・ウエポン3」のポスターが張ってあったのです。(これで出てるっていうかな!?) このS・ブロックが20世紀の警察官にあこがれてるみたいです。 リッグスとマータフがポスターの中で微笑んでいました。〔ミカ〕

 

スナッパー
スティーブン・フリアーズ監督の94年公開イギリス映画で ダブリンの大家族を描いたコメディドラマ「スナッパー」のわりと初めの方で 長女シャロンの部屋のドアにマッドマックス3のポスターか大きな写真か、とにかくメルの写真が貼ってありました。けっこうよく見えました。 

 

ラスト・ボーイスカウト
ブルース・ウィリス主演の「ラスト・ボーイスカウト」でも彼の娘が自宅で見ていたTVが「リーサル・ウェポン」でした。 メルがつるされて拷問を受けていたシーンで、 思わず目が点になってしまいました・・・・ 〔くらら〕

 

ステラ
はっきりとは覚えていないのですが、お母さんと娘の会話の中で 「あの、メル何とかいうのより・・・」 「メルギブソンよ」 とかいうのがあったと思います。 〔かなこ〕

 

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いろんな本の中、その他に.....

本の中で 6 
脈絡は不明だけど、ジョン・グリシャムの"The King of Torts"の中である男が

" I'm no Mel Gibson."という箇所があるそうです。予期しないところでメルの名を見るのはすごく興奮する!って言ってました。アメリカのファンからのネタなんですが誰か日本語のタイトルわかったら教えて下さい。
もうひとつは本と言うかThe Weekendersってマンガらしいんですが。
詳しくは書いてなかったけど2年くらい前、子供向けのマンガで、主人公のひとりカーヴァーがガールフレンドに「ハンサム」ってどうスペル綴るのッて尋ねるんです。すると彼女は「M-E-L-G-I-B-S-O-N」て答えるの(^^) キュート!


本の中で 5
本の中のメル・ギブソンシリーズ(と勝手に命名)今回の発見は;
角川文庫「ファイア・ウォール」アンディ・マクナブ=著 伏見威蕃=訳
英国秘密情報部工作員のニック・ストーンが、通信傍受システムを巡る謀略に巻き込まれ、厳寒のフィンランドに潜入、死闘を繰り広げる話です。
メルの名前が出てくるのは2ヶ所。「おれ」こと主人公のニックが、強大なロシア・マフィアの親玉ヴァルをホテルから誘拐しようとしている場面です。以下引用。
(11ページ2行目から)
ロシア軍の連日の爆撃のあいだ、部下たちを集めてメル・ギブソンのブレイブハートを見せたことで、ヴァルの評判は固まった。攻撃のとき、顔半分を青く塗るという凝りようだった。

(16ページ16行目から)
おれが携帯しているのは、リーサル・ウェポンでメル・ギブソンが使っていた九ミリ口径のベレッタに似た南アフリカ製のヴェクター・モデルZ88だ。アパルトヘイトの最中に世界各国が南アフリカへの武器輸出を禁じると、南アフリカは自分たちで武器の開発をはじめ、いまではイギリスをしのぐ大量の小火器やヘリコプターを輸出している。

作者のアンディ・マクナブ自身が元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)というなかなかハードボイルドな経歴の持ち主です。(motyo)


本の中で 4 
今読んでる最中のスティーヴン・キング「ドリームキャッチャー」の中でまたもやメル発見!
そんなにたくさん読んでいるわけでもないのに、結構頻繁に遭遇するので、メルってやっぱり偉大だわとひとりニヤニヤしてます。
スティーヴン・キング著 白石朗訳 新潮文庫「ドリームキャッチャー」第2巻 20ページ~狩りを楽しむ幼なじみ4人組の山小屋に迷いこんできた、招かれざる客人の体内を食い破って飛び出した得体の知れない怪物。首尾良く便器の中に閉じこめ、ふたのうえに座ったはいいが・・・
このあと、メルのリーサル・ウエポン2 の有名なトイレ爆発シーンが引用されます。(motyo)


本の中で 3 
『絶叫』 ハヤカワ・ミステリ文庫/リンダ フェアスタイン (著), Linda Fairstein (原著), 平井 イサク (翻訳) 物語も終盤の、482ページ真ん中あたりです。
「離陸してからは、何ということもない空の旅だった。食べて、読んで、メル・ギブソンがロサンジェルスの住民の半分を射ちまくる、アクション・シリーズの第5作目を見た。」
マンハッタンを舞台に、卑劣な性犯罪と闘う女性検事補アレックスの活躍を描くシリーズ第二弾。殺された被害者の夫に話を聞くためにイギリスに飛んだ帰りの飛行機の中のワンシーンでした。なにげに名前が出てくるあたり、メルの偉大さをかみしめて、ニッコリの読了でした。作者もきっとメルのファン!?
ちなみに、1999年6月に早川書房より『絶たれた叫び』のタイトルで単行本として刊行された作品を改題のうえ文庫化したもので、文庫は2002年10月15日発行です。(motyo)


本の中で 2
最近読んだ本の中に、メルの名前を見つけました。マイケル・パーマー著「病棟封鎖72時間」ヴィレッジブックス ソニー・マガジンズの176ページ。ヒロインの脳神経外科の女医ジェシーがほのかに思いを寄せる警備員(実はCIA諜報員)のアレックスとカフェテリアで会うシーンにメル・ギブソンのビデオ....云々と言う箇所があります。いや、些細なシーン、誰のビデオでもいいのですが、やっぱり"メルのビデオ"なんて書いてあるとうれしいですね。ちなみに、「病棟封鎖72時間」は、医療サスペンスです。(motyo)


ブレイブハートのスケート
フランスのフィリップ・キャンデローロと言うアイススケート選手がエキシビジョンで「ブレイブハート」をやったのどなたか見ましたか? このキャンデローロがウィリアム・ウォレスの格好で登場したときは「わー!!ブレイブハートだ!!!」とものすごい驚きと感激で超興奮しました。内容も映画のストーリー展開になっていて、スケート技術と表現力のすばらしさは、 映画の中で勇敢に戦うメルそっくりでした。さいごに「FREEEE~~~DOOO~~~M!!」といってハンカチをポロリと落とすシーンでは本当に感動しましたが、これを一緒に見ていた人が「ブレイブハート」を知らなかったのでこの感動を誰と分かち合えばいいのか・・つらかったです。〔ミカ〕


本の中で 1
映画じゃないけど本ではけっこう見かけましたよ。 アイコンが映画化するかも知れないThank You for Smoking (邦訳「ニコチンウォーズ」)には、かっこよくタバコを吸うスターとして 「リーサル・ウェポン」のシーンを引き合いにして出て来たし、クライブ・カッスラーの ダーク・ピットシリーズでは2回ほどメルを引き合いに出してるのを読んだ覚えがあります。

あと題は忘れたけど、主人公の奥さんが女優で「南国の島で、今頃あのメルギブソン とラブシーンを撮ってて云々」と主人公がぼやくところがのってる本を読みました。 これ古本屋に売っちゃって、後悔してます。

 

メルに捧げる唄

アダム・サンドラーという米国では超人気のコメディ俳優のCDにもメルの唄(?)があります。
WHAT THE HELL HAPPENED TO ME の中の一曲で、題名は"The Excited Southerner Meets Mel Gibson"〔Kilala〕

 

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Mel on the COVER

BRAVEHEART

Happy 15th Anniversary

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Variety, USA 1995
Variety, USA 1995

新しい年を迎えた。2010年。皆様におかれてもさらに良き年になりますよう。

日付けは1月2日になってるが、もう3日。1月3日と言えばメル・ギブソンの誕生日。「おめでとう、メル!」のついでに毎年この日に新年のご挨拶をしてる(^^)。

 

メル・ギブソンのファンサイトを運営する私にとっては、今年は楽しみが多い。公開を控えた2本の主演映画、監督するのが決まってるもの1本、春頃開始の主演作1本と久方ぶりに映画人メルがおおいに動く。できるだけ追っていきたいと思うが、また今年はたった4ページから初めた本サイトの10周年、さらにWhat Women Want 「ハート・オブ・ウーマン」のロスアンジェルスプレミアに幸運にも参加でき、幸運にも生身のメルギブソンに会えた記念すべき出来事の10周年も迎える。

10周年?! なんてこと、紀行文はそのうち書きます...などと言いつつ忙しさにかまけ、さぼってたら10年! 最近ひとしお思う。地球の自転が実は密かに速くなってるんじゃないかと....大昔古代マヤ人が予言してたのはこの事じゃないかと。しかし嘆いても仕方ない。自転は停まってくれないだろうし、やることはいっぱい。せめて10周年記念として上記プレミア紀行文でもアップしよう。

 

さて去年の暮れ続けてジャンルは同じ恋愛ドラマになるだろうが、全く毛色の違う2本を観た。ひとつは鑑賞券を得て久しぶりの劇場でロードショウとして、サンドラ・ブロック主演The Proposal「あなたは私の婿になる」を楽しんだ。

S・ブロックは好きな女優の一人だ。いったい美人なのかセクシーなのかよくわからない雰囲気が気に入ってる。コメディでは笑わせてくれるし、筋肉質に近い体つきに見えるがグラマラスなのもいい。

やり手のカナダ人キャリアウーマンがヴィザの更新ができないため、とっさに部下の若い男との偽装結婚を思いつき、彼の実家に行くはめになりドタバタが始まる。大都会シカゴからおおらかなアラスカに行くくだりは傑作。そこに行って部下の実家が土地の素封家でお屋敷のような家を見て驚くブロックの演技も最高。

しばらく見ればもう結末は推して知るべし。アメリカのロマンチック・コメディなら複雑な筋立てなし、不幸な結末なし、スピーディな演技とファニーな台詞、一人か二人の意地悪な妨害役...と約束通りの展開で、それでもブロックのうまいコメディエンヌぶりがおおいに笑いを誘い、ハンサムな相方、ライアン・レイノルズがちょっとすっとぼけた人のいい役回りで、あれよあれよと言う間に二人は本物の恋に陥る。ところでこのレイノルズ、確かにいわゆるイケメンで日本の女の子好みのように感じられたが、残念、私の好みじゃない。40歳くらいになったらどうかな。

安心して座席に身を預けられる映画の典型だ。問題提起や意識を刺激される事もあまりない。単純に楽しむ映画。この手の映画はアメリカならではだろう。アメリカの観客のためのアメリカ的ロマンスもの。以下に書くフランスの恋愛映画なんてきっとアメリカじゃはやらないだろう。

 

1962年フランス/イタリア合作 Le Repos Du Gerriere 「戦士の休息」。すでに別れてはいたが、妻だったブリジット・バルドーを主演に迎えたロジェ・バディム監督作品。同じ恋に陥っていく男女を描いてもこうも違うのかとあらためてフランス映画の妙を見せつけられた思い。この映画は昔一度劇場で見て、BB(ベベ)のふくれっ面の愛らしさにうっとりし、音楽の美しさに魅了されたのを覚えてて、今回ふと思い出しレンタルしたのだが、当時「戦士の休息」(原題通りの訳)と言うタイトルの意味するところが当時よくわからなかった。

偶然に出会った男に惹かれ一緒に暮らし始めるが、この男が何か病理的な暗さを持ち、不実なのだ。フランス映画、特に恋愛ものはアメリカの言ってみればわかりやすく結末まで読めてしまうようなプロットの作りよりも、なぜだかわざわざこちらをイライラさせるような演出や脚本になってる事が多い。実はそういうところも含めてフランス映画が好きなのだが、アメリカ的ストーリー展開に慣れてしまうと、とても不自然に感じられるかもしれない。

しかし実際の男女の心の機微とは単純なものではないし、はたからみれば不自然な行動や言動がつきものだ。この映画もそういう意味では単純でなく自然でない。つまり二人は知ってか知らずか心理的駆け引きをしてるのだ。駆け引きというより戦い。男が勝ってるように見えてその実、最後に笑うのは女。イタリアの廃墟の中で最後にBBにすがりついて愛を乞う男に対し、長い金髪を風になびかせ泰然と微笑むあのラストシーンがまさに戦い終えた戦士の休息なんだろう。つまり休息であってまだ戦いは続く...と匂わせる。男女の心の機微は尽きない。

2つの全く毛色の違う恋愛映画を見終わって、2つともそれなりに楽しめるが、私にとって心に残り、刺激を受け、女主人公になった妄想を楽しめるのは古くても不自然でも「戦士の休息」のようなフランス映画だなとあらためて認識した次第。

 


 

Last updated 10/23,2015

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